2013年01月01日

TTPなど愚の骨頂

ご隠居はんと留はんの「量子力学」珍問答

LOTO6をはじめる前に読む本
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 TPPというのはお化けで、まだ内容が分かっていないにもかかわらず勝手に怖がっている、ということらしい。TPP推進論者に言わせると、「各国とも国内事情があるのだから、完全に関税を撤廃するはずがない、だから交渉次第だ」という。
 ふ〜ん。なら何で明らかに分かっている項目に「関税の完全撤廃」があるのかしらん。しかも一旦決めたら撤回はできないというのだから、警戒して当たり前だ。
 なぜそんなに関税を撤廃したがるのだろうか。そもそも関税というのは、異なった経済環境にある国同士が双方の経済を破壊しないように取り決めるものではないのか。貿易したい国同士が交渉すれば済むことだろう?
 假にA国、B国があってもし関税が撤廃されたなら、例えばA国の強い製品はB国の同様な製品をほとんど駆逐してしまうだろう。駆逐すれば価格は自由に決められる。恐ろしくないか? こういう手は、昔スーパーマーケットが利益度外視で値下げし、周囲の中小商店を潰した事実と符合する。もちろん潰した後は、利益が確保できるように値段は決められる。幸いこの手は今は使えないし、スーパーマーケットも一つではないから助かっている。つまり多様性が価格安定、製品の多様化、高機能化を図っている。
 これに対して、自由貿易主義者は、「B国にもA国に対向できる製品、或いはそれ以上の製品があるから、それに特化してゆけば良いのではないか」と言う。リカードの比較優位論など持ち出される。しかし、A,B国が経済的に同位置に立つはずはない。国の成り立ちは各国で違う。文化も違う。もちろん経済状態も違うのだ。なぜ一致させる必要があるのか、筆者には理解できない。
 経済関係を強固にすれば、紛争状態になりにくい、などとあり得ない幻想を抱いている人もいるが、それは事実によって既に否定されている。経済関係が良好でも簡単に紛争になる。政冷経熱なんてことはないのだ。
 貿易したければ、各国毎に交渉すれば良いし、そうすべきだろう。
 アメリカと日本が貿易をするなら、お互いの利益に叶うように、交渉すればよいのだ。例えば、アメリカが自動車を日本に売りたければ、魅力のある製品を作り、関税を下げて欲しいと交渉すればよいし、日本だって、シェールガスの輸入を認めて欲しいと交渉すればよい。お互いに丁々発止様々な要素を絡めて交渉すればよいのだ。必ず妥協点はあるものだ。企業にとっては窮屈かもしれないが、国を離れて企業などない。いや寡占的になり得るグローバル企業を放置しておくことは益より害の方が大きい。小国のGDPを越えるような一私企業に勝手に活動させたら大変なことになる。制御の効かないガン細胞になり得る。
 実際ファンドなどそうなりつつあるではないか。彼らは資本主義の鬼っ子だ。まじめに投資する会社もあるが、投機に走り、一国の経済を潰すこともしている。稼げれば国が崩壊しようが彼らには関係がないのだ。むろん合法的ではある。これを止めることは難しいことかもしれない。しかしこれ以上放置しておくことは資本主義自体を破壊してしまうことになるだろう。
 世界が国を超えて一つになることはない。それぞれの国が国益を考えて行動するしかない。文化も経済規模も違う国が一つになることは未来永劫ないとはいわないが、現実的ではない。人類はそこまで進化はしないだろう。
 TPPなど愚の骨頂だ。
posted by Serendipity at 21:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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