2013年01月26日

技術はスゴイいんだけどなぁ

ご隠居はんと留はんの「量子力学」珍問答

LOTO6をはじめる前に読む本
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 まるで心が宿っているかのように、日本人は物に語りかける。「はやぶさ」が帰還した時、「よく頑張った、エライぞ」なんて泣いている人もいた。これにはかなり日本通の外国人でも理解に苦しむだろう。「ものを生きているかのように扱うとは?!」
 この辺りが、日本人に染み渡っている「八百万」の神々という概念の表れではないだろうか。トイレにだって神様はいるのだから。
 こういった感性がおそらく日本の高い技術の根幹にあるのではないかと、筆者は密かににらんでいる。

 自動車に詳しくない方でも、日産GTRはご存じかと思う。わずか6気筒3800CCのエンジンで550馬力をたたき出すエンジンを積んだ日本のスーパーカーだ。ノーマルでもこの実力だが、軽くチューニングしただけで700馬力以上が簡単に出てしまうというバケモノのようなマシンである。しかも日産はこれを量産できるのである(エンジンは熟練の職人が一人で一基を組み上げる)。
 あられちゃんがビックリした時の顔のようなブガッティ・ヴェイロンという車は、8リットル16気筒で1000馬力を出すのだが、GTRはこの車の次くらいに加速がよい(0-100Km加速ヴェイロン:2.5秒、GTR:2.7秒)。だがヴェイロンは2億3千万円を超える! GTRは900万程度(最高グレードで1500万円)だ。価格もさることながらヴェイロンが8リットル16気筒であることを考えるとわずか6気筒でこれだけの実力を発揮するというのは、まさに日本の技術の高さが分かろう。
 假にGTRに差額の2億2千万円を掛ければ(アハアハアハ、はぁ〜)、ヴェイロンを遙かに超える実力を発揮だろう(当たり前だ!)。それだけの資金があれば、ワンメイクして貰える。

 ニコンやキャノンのディジタルカメラの根幹の一つを支えているレンズもそうである。この最高峰のレンズを研磨する技術は、日本やドイツに限られてしまう。おそらく研磨技術は日本が世界一だろう。技術者は一切の妥協を自分に許さないから、常に最高級の製品になって世界中に行き渡る。

 他にも数え切れないほど高技術の製品があるが、これらの技術は一朝一夕にできるものではない。技術者のたゆまぬ努力の賜なのだ。そしてこれは決して真似のできることではない。「この程度できればいいや」というような感性しかない国に未来永劫できることはない。
 日本だけがこの感性を持っているとは思わないが多くはないだろう。加えて、先に述べたように、「物には神が宿る」と信じている(意識的にせよ、無意識にせよ)日本人なら尚更だろう。だいたい職場に「神棚」がある会社など日本しかない。

 日本には隠れた技術が豊富にある。後は、どのようにビジネスに仕立て上げるかだ。

 電子書籍では各社規格がバラバラで、消費者は選べない。このことは以前、ビデオのβ、VHS抗争、最近ではBru-lay、HDDVD抗争があり、これによってユーザを混乱させ、結局販売を低迷させている、という事実を忘れてしまったかのようだ。
 結局、Apple,Amazonに規格を決められて終わり、のような気がする。
 技術は世に出してこそ生きるもの。あまりにももったいないではないか。
 ここが日本のアキレス腱かもしれない。
posted by Serendipity at 00:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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