2013年02月04日

TPPなど愚の骨頂〜その4〜

ご隠居はんと留はんの「量子力学」珍問答

LOTO6をはじめる前に読む本
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 ボクシング、レスリングにしろスポーツではクラス分けしてフェアに戦おうというのが、近代社会の基本原則である。フェアであること、これが重要だ。
 では、これが貿易になるとどうだろう。

 自由にしろ

 えっ、何? 筆者の聞き違い?

 そりゃ無茶というものでしょう。50kg級の選手と100kg級の選手が戦えというのだから。

 当たり前のことだが、国それぞれに強い産業、弱い産業がある。それだけではない。文化的背景も違う。こういった事情を無視して、関税を外して貿易したとすればどうなるか。どちらかの国が「植民地」になることだろう。壊されるのは、経済だけではない。文化も破壊されてしまう。つまり国柄はなくなり、無色、無機質な国になるだけだ。

 こういった事情を考慮すれば自ずから「関税」が必要であることは分かる。何も貿易をするなといっているのではない。節度ある取引をしろ、というのだ。貿易したい国同士が、交渉を行えばそれで足りることだ。
 なぜ、関税を廃さなければならないのか。全く意味が分からない。

 ある財を他国に売りたければ、その国の事情を考慮しなければならない。その財が入ってくることが、国益になれば、受け入れてくれるだろうし、そうでなければ、制限されるだろう。「貴国の益になるのですよ」というのなら説得すればよい。何も問題はない。
 例えば、自動車で、「図体はでかいし、燃費は悪いけど、買ってくれる」と言われても、そう簡単には「いいよ」とはいくまい。その国に自動車産業がなければ、受け入れるかもしれないし、他国から輸入するかもしれない。
 ちなみに日本の自動車関税率は0%だから、"Welcome every-car!"状態だが、どういうわけか、輸出する側で勝手に「関税」を掛けているらしく、その率は事実上100%を越えているらしい。今時自動車がステータス・シンボルになるはずもない(フェラーリやランボ、ロールスロイスやマイバッハならまだ分かるが…)のだが、フォルックスワーゲンやAudi,BMWという大衆車やLexusクラスのメルセデスにまでこの税率じゃ、シェアを取れるはずもない(アメリカじゃ普通に走っているのにね)。日本で本気に売りたければ、アメリカ並みの「関税率(2.5%)」にしたらいかが?(日本のメーカも日本で高く売って海外で安売りするのはやめましょうね〜)

 タイトロープとはいえ、国民皆保険を誇っている日本の医療制度に口出しも無用だ。「良い薬なら高いのは当然だろう」と言うのか。バカも休み休み言え。人を救ってこその「薬」だ。事実上使えない薬などないに等しい、それどころかもっと残酷だ。「嗚呼!金さえあったら助かったのに…」と生涯苦しむかもしれないではないか。

 「(遺伝子組み換えでない)大豆」の表示を取れ、だと。大きなお世話だ。科学は万能ではないし、假に遺伝子組み換えで健康になんら影響がないとしても、「嫌だ」という人はいるのだ。それは個人の自由。「別に構わない」と思う人もいるだろうが、表示されてなければそもそも選択できないじゃないか。「科学的じゃない」とどうしても言いたければ、その情報を提供し説得し続けるしかない。その上で人々が納得すれば、「別に構わない」という人も増えるだろう。そういう地味な努力をしないで商売ができると思うなよ。日本はそういう「お客様」の声を聞いて製品を改善してきたのだぞ。販売に都合が悪いから、知ってしかるべき情報を与えないというのは、言語道断。だいたいディスクロージャーが基本なのは米国自身じゃないのか。ダブルスタンダードも甚だしい。

 狂牛病(皆さん、BSEではなく「狂牛病」と呼びましょう)の懸念があるからアメリカからは、安全と考えられる「月齢20ヶ月以下の牛肉しか輸入しない」(現在は30ヶ月以下となったが)と日本では決められているが、これについても先の例と同じだ。しかも、先のブログで述べた通り、「日本がそう言うなら全頭検査をして輸入して貰おう」と施設も体制も整えた米国の企業に対し、米政府は、輸出を認めなかった。一体どういう料簡だ。企業が努力して、顧客の要望に応えようと努力しているのに、それを無に帰するとは傲慢というも甚だしい。もちろん、そういった努力をしない会社の方が多いから、許可できなかったのだろうが、アメリカは自由の国ではなかったのか。より高みに登ろうという企業努力を認めなければ、会社の繁栄(延いては社会の繁栄)などあり得ない。だから国内の真っ当な企業が育たないのだ。日本に売りたければ、日本の基準に合わせればよい。買わないとは言っていないのだから。諄(くど)く言えば、日本企業はそうしてきたぜ。

 ということで、TPPに参加しようなんて説く輩は、「脳内花壇」の御仁であることは明々白々。あるいは、知ってて推進しようなどというなら、それは「売国奴(Traitor)」であることを断言しておこう。

 藤井聡先生、三橋貴明氏、上念司氏、多くのTPP反対派の皆さん、是非TPP参加を阻止して下さい。
「皇國の興廢この一戰にあり、各員一層奮勵努力せよ」
負けるわけにはいきません。
posted by Serendipity at 19:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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