2013年05月06日

憲法改正(特に9条)

ご隠居はんと留はんの「量子力学」珍問答

LOTO6をはじめる前に読む本
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 日本国憲法が改正され、自衛隊が国防軍(国軍で良いと思うのだが、今の日本人には少々この言葉は意識的に閾が高いから国防軍としたのだろう)となったら、どうなるだろうか。特亜の言うような、侵略国になるとでも言うのだろうか。
 馬鹿な思い違いだ。
 大東亜戦争でさえ日本は最後まで引き起こしたくはなかった。外交の努力を最大限行っている。しかし外交べた(注1)で、しかも欧米各国の強硬な妨碍に悩まされる中、最終的にハルノートを突きつけられ、座視して亡国となるか、リスクを負って危機を打破するかを迫られた。そして戦争によって解決する道を選んだのだ(注2)
 現在の状況は当時とは全く異なる。欧米によって、欠乏する資源の供給を絶たれるというような畏れはまずない(支那とてあからさまな妨碍はできないだろう、現時点では)。自由貿易によってありとあらゆるものを得ることができるのだ。侵略などする必要性などさらさらない。むしろそのようなことをすれば逆にエンバーゴ(禁輸)などの経済的制裁を受けてしまう。友好関係の努力をした方が遙かに目的に叶うのだ。
 だいたい、日本は他国を併合したりして管理することなど、もう懲り懲りで骨の髄から思い知っている。二度とするものか!
 翻って、「帝国陸軍の復活だ!」と騒いでいる支那はどうだ。チベット、ウイグル、モンゴル、タジキスタン、ブータン、直近では、ベトナム、フィリピンが侵略を受けている。日本もその侵略の標的とされている。どちらが、侵略国であるかは、明々白々である。これだけ侵略膨張主義の国は支那だけであろう。軍に依らなければ、経済的にということで、アフリカが狙われ、実際被害を受けている。
 これらの国が何故侵略を受けるのだろうか。膨張主義、中華主義という狂気の思想を持つ支那の問題は当然だが、はっきり言えば、軍事力が弱いからである。「ええ〜っ、外交も弱いんじゃないの」と思われるかもしれないが、外交で解決できなければ、武力を使って脅しを掛けてくるのだ。では、彼の支那によって侵略された国が、例えば、アメリカのような強大な軍事力を持っていたら、果たして、支那は侵略しただろうか。事実上できないし、侵略することすら考えないかもしれない(密かに軍力を増強し時を待つという、考えは持つかもしれないが)。
 だから武力衝突を避けるために軍事力が必要なのだ。「軍事力を持つと戦争が起こる」とボケている人は、もう少し考えた方がよい。侵略しようとする国の軍事力より強大でないと、野望は押さえられないのだ。相手に核兵器があるなら、核武装も一つの手段として考えなければならない。少なくとも軍事力のオプションから外すべきではない。
 なるほと厄介な話である。経済的にも負担が重いし、兵士たちには大きな負担を強いてしまうし、常に緊張状態に置かれるという側面もある。しかし、侵略されたら、経済がどうのこうのという問題ではなくなる。まさに亡国の危機に陥る。特に支那は日本に対して常に敵視しその恨みは半端ではない。日中平和平和条約を結び、ODAによる莫大な経済的協力をしても、それは変わりはしない。「被害者と加害者との関係は1000年経っても変わらない」と言ってのける韓国と全く同じである。元属国がこう言うのであるから、元宗主国が更に過激であっても不思議はない。
 では、侵略されたらどうなるか。まさに殺戮に走るだろう。煽っているのではない、中国の歴史自体が証拠なのだ。中国の歴史は、ある意味「虐殺の歴史」でもある。これは、石平氏の著書「なぜ中国人はこんなに残酷になれるのか」

という著書に詳しく述べられているから是非とも一読されることを願うが、直近の例では、「天安門事件」が挙げられる。自国の民でさえ、共産党に反旗を翻せば、3万人に及ぶ虐殺を行う国なのだ。ましてや日本においてどうなるかは、以て知るべし、であろう。

 国防軍の目的は自衛なのだ。「そう言いながら、敵地ミサイル基地をミサイル発射前に攻撃(プリエンプティブ・アタック、以後PAと略す)するんだろう? 集団的自衛権を行使して他国軍と共同歩調するのだろう?」とさまざまな心配をする向きもあるだろう。しかし、ミサイルは発射されれば、それを迎撃するのは非常に難しい。やはりPAは考えなければならない。イージズ艦からの迎撃用ミサイルSM−3やPAC−3(パトリオットミサイル)もあるが、迎撃率は高いとは言えないからだ。
 他国軍と共同歩調については、東南アジアとの軍事協定は、支那に対する抑止力としてあり得るだろう。それどころかもう少しリーダーシップを取ってくれ、とつつかれる始末だ。
 集団的自衛権はもちろん現時点でも有しているが、行使できない状態だ。実際問題として、同盟国軍が攻撃されたら、それを守ることは必須であろう。我関せずでは、相手からは何のための同盟かと非難され信用は失墜してしまう。具体的な行動をどのように規定するかは、議論しなければならないが、基本的には同盟軍と行動を一にするなら守らない方がおかしい。
 最後に、というか本当は、国防軍としたなら最初に考えなければならないのが、ROE(Rules Of Engagement、交戦規定)である。もちろん現時点で自衛隊としての部隊行動基準はあるのだが、いかんせん自衛隊自身が軍隊とは規定されていないので、基本的に刑法を軸にして規定されている。これは全く防衛軍としてのROEにはそぐわないので、少なくとも「普通の国」、国際的に認められている規定に従って、策定を急ぐ必要があるだろう。そうでなければ、防衛軍とは名ばかりの「張り子の虎」になってしまう。

 日本は今後侵略戦争などすることはない。自衛するためにあらゆる手段を執るに過ぎないのだ。

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(注1)ウィンストン・チャーチル 「対日世界大戦回顧録」より
「日本人は無理な要求をしても怒らず、反論もしない。笑みを浮かべて要求を呑んでくれる。
 (中略)
それでもう一度無理難題を要求すると、またこれも呑んでくれる。すると議会は、いままで以上の要求をしろという。
 無理を承知で要求してみると、今度は笑みを浮かべていた日本人がまったく別人の顔になって、『これほどこちらが譲歩しているのに、そんなことをいうとは、あなたは話のわからない人だ。ここに至っては、刺し違えるしかない』と言って突っかかってくる。
 英国はその後マレー半島沖合いで戦艦プリンス・オブ・ウェールズとレパルスを日本軍に撃沈され、シンガポールを失った。日本にこれほどの力があったなら、もっと早く発言して欲しかった。日本人は外交を知らない。」

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(注2)あの反日というより日本憎しと復讐の鬼になっていたマッカーサーでさえ、最後には日本は自衛のためにやむなく戦争による解決しか道がなかったことを述べている。

"There is practically nothing indigenous to Japan except the silkworm. They lack cotton, they lack wool, they lack petroleum products, they lack tin, they lack rubber, they lack great many other things, all of which was in the Asiatic basin.
They feared that if those supplies were cut off, there would be 10 to 12 million people unoccupied in Japan. Their purpose, therefore in going to war was largely dictated by security."
「日本は蚕以外には、国産の資源はほとんど何もありません。彼らは綿が無い、羊毛が無い、石油が出ない、スズが無い、ゴムが無い、その他にも多くの資源が欠乏しています。それらすべてのものは、アジア海域に存在していたのです。もし、これら原料の供給が断ち切られたら、1000万から1200万の失業者が発生するだろうことを彼らは恐れました。従って、彼らが戦争を始めた目的は、主として安全保障上の必要に迫られてのことだったのです。」
(昭和26年5月3日、米国議会上院の軍事外交合同委員会で行われた質疑応答の一部)

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posted by Serendipity at 02:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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